事例紹介
〇新規事例:加速する人口減。地方都市の小売店が抱える難題をNetで打開できるのか?
支援前の状況
■人口減が進む地方都市の食品販売業。マーケット拡大への打ち手を
T社は、過疎が進む地方都市の食肉小売販売店を営んでいる小規模企業。年々人口が減少していき、4店舗あったお店の存続が厳しくなり、2店舗に縮小。金融機関からの借入の返済も重く、売上の絶対額を増やす為にも、マーケットを拡げざるを得ない状況になっていた。
そこで、新規事業として通販部門を立ち上げることになったが、地元へのチラシしか行っていない中、ノウハウは全く無い状況でのスタートであった
支援した内容
■ネット通販、SNSともに完全初心者の従業員を徹底支援
通販ページの立ち上げでは、会社側で追加修正が容易にできるクラウド型のページを採用し、土台となるページ作成を支援。並行して、知名度が低いため、Instagramアカウントを作成し、販売の軸となる独自生産の肉牛の紹介からスタートした。SNSは見るだけだった女性従業員に担当者になってもらい、Netショップ店長を任命してもらう。Instagramは、フォロワー0人からの立ち上げであったため、抽選でお肉をプレゼントし、当選者に肉料理の投稿を依頼する策を数度実行。少額の広告を装着し、フォロワー数のUP策、毎週決まった曜日、時間に記事投稿の実施を行ってもらうべく、投稿計画作成の支援を行った。フォロワーが1,000名超した時点で、通販ページ内で様々な販促を実行。配送料無料の日、肉の日(毎月29日)のお得なセール、限定部位の販売、フォロワー限定のクーポン発行など、様々な施策を実行した
結果
■月次PDCAを繰り返し、目標達成目前へ
通販売上を当初、3年以内に年間600万円の目標(月額50万円)と定めた。全く無名なショップ、肉牛ブランドであったため、時間を要することに。ショップ開設から3年で、Instagramフォロワーは、約3700人、通販売上は年間450万円まで到達。直近の1年では、月50万円の売上をクリアできる月もあり、目標額に間もなく到達する見込みである。この後3カ年で年商1,000万円と目標を掲げ、通販ページのリニュアルも完了している。販促活動はInstagram投稿のみであるが、毎月投稿内容とリーチ数、いいね数等の推移を振り返り実施。記事拡散広告を少額投資している。現状、広告投資費用効果は、10倍以上。毎月毎月、データを元にPDCAを回した結果、無名だったショップの売上が売上貢献できる事業に成長しつつある