お知らせ
メールマガジン「経営お役立ち通信」第13号をリリースしました!
◆今こそ収益力向上へ真剣に向き合う時!そのポイントとは?◆
アセットパートナーズ東北/「経営お役立ち通信」第13号
<奇数月の第4火曜日発行>
- 代表からのご挨拶
USスチールの買収問題と黄金株 - セミナーレポート
~急増する廃業相談~「事業再生から事業承継まで~経営改善・承継・出口戦略の対応ポイント」をテーマに、各分野の専門家が最新の傾向と事例を語るセミナー開催 - 7月にチェック・ご活用頂きたい!補助金情報
「中小企業省力化投資補助金」(一般型)の第3回公募開始! - 今後のセミナー、講座
ターンアラウンドマネージャー(TAM)養成講座、企業再建のための事業承継マネージャー(BSM)養成講座 - ご支援メニュー
多くの実績を生み出したアセットパートナーズ東北のご支援メニュー
1. 代表からのご挨拶
アセットパートナーズ東北
代表・税理士 大藤 正樹
USスチールの買収問題と黄金株
先日、懸案となっていた日本製鉄によるUSスチールの買収(M&A)計画をアメリカのトランプ大統領が承認し、日本製鉄によるUSスチールの完全子会社化にこぎつけたとの報道がありました。この日本企業がアメリカ企業をM&Aする取引は、アメリカ側にとっては国の威信にかかわる問題だとして、バイデン政権時からの懸案事項となっていました。
一方、日本製鉄側としては、当初からUSスチールの完全子会社化は譲れない一線だとして、アメリカ政府と粘り強い交渉を続けてきたわけですが、交渉の結果、ついにその日本製鉄側の要望をトランプ大統領が受け入れたことになります。
ただし、それにはアメリカ側から一つの条件が付けられました。それは、黄金株を1株アメリカ政府が有するというものです。黄金株は、たとえ1株であっても取締役の選任・解任や株主総会の決議を拒否できるなど強力な権限を持った種類株式です。アメリカ大統領が議会に対して持つ拒否権のようなものです。この黄金株のアイディアは、アメリカ政府側が引き続きUSスチールを掌握していることを米国内にアピールできるよう、あえて差し出した(日経新聞記事)もののようです。
日本でも、中小企業の事業承継の際に前経営者が黄金株を保有して、後継者の経営の舵取りを監視するというような使い方がされていますが、今後の日本製鉄とUSスチールのタッグが日本と米国の経済の活性化を実現できるのか見守っていきたいと思います。
2. セミナーレポート
アセットパートナーズ東北
専務取締役 佐々木 篤
~急増する廃業相談~「事業再生から事業承継まで~経営改善・承継・出口戦略の対応ポイント」をテーマに、各分野の専門家が最新の傾向と事例を語るセミナー開催
6月20日に、アセットパートナーズ東北が加盟しているCRC企業再建・承継コンサルタント協同組合が主催するセミナーが開催されました。
今回のテーマは、「専門家による事業再生から事業承継まで~経営改善・承継・出口戦略の対応ポイント」ということで、パネラーとして参加した各分野の専門家から最新の傾向と事例が報告されました。
このテーマの背景には、コロナ禍以降上昇するコストアップや人手不足等により、中小企業の廃業や倒産の急増があり、そこに至る原因や傾向とともに、どういった支援が必要とされているか、を知ることが重要となっています。
CRCで多くの企業支援に携わってきた中小企業診断士、税理士、弁護士、及びM&A実務経験者などのお話は、今後の企業経営においても参考になると思われます。WEBにて公開されていますので、ぜひご視聴をお勧めいたします。
セミナーアーカイブ
https://www.youtube.com/live/L0DmLDeWiGs
第一部のポイント
「自主再建と承継支援における課題」をテーマに、4名のパネラーから傾向と事例報告があり、主なポイントは以下です。
- いわゆる「カリスマ経営」を続けることは難しく、再建の失敗の多くに承継の失敗がある。後継者の人選、教育が重要となる。
- 経営強化には、価格転嫁力と、社内の知的経営資産への共通理解を深めることが鍵になる。
- 黒字化がより強く求められてきており、経営とファイナンス一体での対策が重要となる。
- 人手不足が深刻化、大企業と比べて低い賃金上昇率が大きな要因だが、構造的な問題でもある。
第二部のポイント
「再生型M&Aと廃業支援」をテーマに、この分野に精通した4名のパネラーから傾向と事例報告がありました。これまでのセミナーには見られないテーマですが、中小企業からの廃業相談が公的機関等にも多数寄せられており、重要度が急速に高まっています。主なポイントは以下です。
- 経営者の高齢化、後継者不在、事業の見通しなどから、廃業相談が急増している。
- M&Aを検討する場合、資金繰りや事業価値の棄損スピードは経営者が思っている以上に速いことが多く、一方で買い手、スポンサーの探索には時間を要することから、早期の相談が特に重要となる。
- 支援する側としては、経済合理性とともに、現経営者の思いの部分も含めた整理や方向付けが重要となる。
- 今後さらに増加が見込まれる一方で、廃業を含めた出口戦略の支援経験者は極めて少ないことから、CRCの今年のターンアラウンドマネジャー養成講座では、このテーマを盛り込んだ。
3. 7月にチェック・ご活用頂きたい!補助金情報
アセットパートナーズ東北
パートナー支援専門家 渡邊 陽介
「中小企業省力化投資補助金」(一般型)の第3回公募開始!
8月上旬に申請受付・下旬に申請締切となっております。
7月中には公募内容を確認し、申請書を作成、申請締切までに提出する為に我々アセットパートナーズ東北がお手伝い致します!
中小企業省力化投資補助金「一般型」の第3回目の申請受付を行っています。
第3回公募スケジュールは、次のとおりです。
公募開始日 6月27日~
申請受付開始 8月上旬(予定)
申請締切日 8月下旬(予定)
採択発表日 11月下旬(予定)
この「一般型」の公募は、年3~4回を予定しています。
※「カタログ注文型」の申請受付は、随時行っています。
カタログ登録製品は増えていますので、ぜひ、ご確認ください。
対象者
中小企業者等
内容・申込方法等の詳細につきましては、以下のページをご覧ください。
https://shoryokuka.smrj.go.jp/ippan/
補助対象と補助上限額・補助率
お問い合わせ
宮城県省力化補助金事務局
仙台市青葉区上杉二丁目3-7 K2小田急ビル802号室
TEL 022-226-7958 FAX 022-226-7959
4. 今後のセミナー、講座情報
アセットパートナーズ東北が所属する中小企業支援組織「CRC企業再建・承継コンサルタント協同組合」が提供するセミナーや講座の情報です。
一般社団法人金融検定協会 認定資格講座 「ターンアラウンドマネージャー(TAM)養成講座」
ターンアラウンドマネージャー(TAM)とは、中小企業の事業再生や企業再建のための実践型の支援や、再建が必要になる前段階で企業の危機を回避するため、企業内部から企業改革を行う企業再建および企業承継のスペシャリストです。
経営環境の厳しさが増し、複雑化し続ける今、“事業再生・企業再建のスペシャリストとして注目されています。
東京・大阪会場、WEB開催:8月~
詳しくはこちら
https://crc.gr.jp/tam/
一般社団法人金融検定協会 認定資格講座 「企業再建のための事業承継マネージャー(BSM)養成講座」~今期よりリニューアル~
中小企業の事業承継や企業承継のための実践型の支援や、承継が必要になる前段階で承継の危機を回避しするため、出口戦略としての再生・廃業・M&A支援までを企業内部から支援企業改革を行う企業承継のスペシャリストが事業承継マネージャー(BSM)です。
中小企業・金融機関・専門家の皆様から注目されており、本講座では、企業の承継・出口戦略について、実践的な知識とノウハウで中小企業をサポートする人材を養成します。上記ターンアラウンドマネージャー養成講座の一気通貫で支援できるよう、受講することを推奨しております。
東京・大阪会場、WEB開催:8月~
詳しくはこちら
https://crc.gr.jp/bsm/
その他「CRC企業再建・承継コンサルタント協同組合」のセミナーはこちら
https://crc.gr.jp/seminar-class/incoming/
5. ご支援メニュー
アセットパートナーズでは、専門的な知識や経験を有する専門家が多数在籍しており、助言は勿論、企業の経営者様や個人事業主様に寄り添った伴走支援で、経営改善のお手伝いをしております。
ホームページでも、これまでの支援事例に加え、新しい事例もアップしましたので、ぜひご覧ください!
新分野進出、新製品開発、情報化促進、経営革新などを図ろうとする中小企業の経営者様や個人事業主様が、費用負担を少なく出来る公的な制度も組み合わせて、ご支援プランを設計いたします。
ご支援メニュー
収益力強化支援
- 強いビジネスモデルの構築
- 収益性の高い生産体制構築
- PDCAと自主的改善サイクル
財務基盤強化支援
- 財務課題の発見と解決
- 財務管理体制構築
- 資金調達・金融機関対応
企業承継・成長戦略支援
- 経営・資産承継計画の策定
- 後継体制作り・定着
- 財務承継・相続
- 出口戦略・M&A・再生型M&A